ハンドソーンについて

ハンドソーンについて

Aristcrat&co.の製品は全てハンドソーンウェルテッド製法(以下ハンドソーン)で作っています。


高級靴で採用されるグッドイヤーウェルテッド製法(以下グッドイヤー)。技術が発達した現代においてはグッドイヤーも手間がかかる製法ですが、

ハンドソーンを起源とし、工程を機械化や簡略化し大量生産を可能にしたのがグッドイヤーです。


グッドイヤーは工程の省略・簡略化するために、薄く平たい中底の下にリブという固いパーツを使用しています。


対してハンドソーンはまず木型にクセ付けをした立体的で分厚い中底を用います。

そして、リブを使用せず中底にドブを掘り、ウェルティングを行います。

靴の中に余分なパーツが存在せず、一枚の革に糸を通して製作されているため、屈曲性に優れ、足馴染みが良くなります。

立体的な中底が土踏まずを支え、包み込むようなフィッテングの良さを感じていただけます。


また、ハンドソーンの恩恵である屈曲性を活かすようにソールの仕様はシングルソールにしています。

これにより長時間の歩行でも全くストレスのない履き心地を実現しています。


ハンドソーンは機械を使わず手作業が多く、時間とコストがかかってしまい、機械化が進む現代には全く合わない失われつつある製法です。


Aristcrat&co.では見た目だけでなく、履き心地にもこだわりハンドソーンで一足一足丁寧に生産しております。

足を通して頂ければ他の靴との圧倒的な履き心地の違いを分かっていただけると思います。

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