Aristcrat&co.の木型はオリジナルで作成しています。
シルエットと履き心地。これを両立するためにモデルごとに木型を作成しています。
特に踵のフィット感は他のブランドにはないものになってます。
①踵の大きさ
日本人は欧米人と比べて踵が一回り小さい人が多いため、小ぶりな踵に設計しています。足がすっぽりと収まり、靴全体のフィット感が向上します。
②足首~踵の丸み
横から見たとき、足首から踵にかけて丸みを持たせています。足首より踵が出ている形状に合わせることで、しっかりとホールドされます。
さらに、パンツの裾から見えたときに美しく見えるよう、フォルムを細かく調整しています。
さらに木型を活かすために欠かせないのが、手による吊り込みです。
現代では機械でも可能ですが、革の状態を見極め、素材に合わせた力加減で吊り込みを行っています。
革は同じ種類でも個体差があるため、機械の一定の力では対応しきれません。
革の状態を考慮しながら、木型に沿わせるには時間はかかりますが手作業が最適です。
時代に合わない方法であることは承知しています。しかし、せっかく作るのであれば、最高のものを提供したい。
その想いから、私たちはこの製法を選び続けています。